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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter15 『百聞は一見にしかず』 15-9


(三笠は、もう何のことか分からなかった。)

(ただ、何か恐ろしいことが起こるのではないかと、嫌な予感がした。)

「冗談・・では、無いのですね・・?」

「市長・・?」

「その、“闇”という、怪物が、

この街に発生し。 FOTの能力者・・が・・防いでくれると・・?」

「何もかも、信じられませんっ。」

「超能力なんて、見たこともありませんしなっ。」

(三笠は混乱していた。)

「大丈夫ですよ。

三笠さん。 これから、FOTのメンバーが、

総司令官の代理で、国からFOTに届いている活動許可書を持参してくださいます。

それを受理し、正式な契約となりますから。

その時、能力者の方とお会いできますよ。」

「百聞は、一見にしかずです。」

(そう言って、誠司は笑った。)

「何が・・、大丈夫なのか。 私にはわかりません・・。」

(三笠は、途方に暮れた。)







『百聞は一見にしかず』
Chapter15 End

Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ



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