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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter16 『触れてはいけないもの』 16-13
「言いたい事を言わなくちゃ。
親友だろう? 晃君。」
(晃を怒らせた事で、機嫌が良くなった聖は。 晃を追って歩き出す。)
「誰がだ・・。」
「良いから、さっさと続けろ。」
(晃は、屋上の中心部に浮かんでいる。
ホログラムの様な、風見市の街並みのミニチュアを
指さした。)
(透き通る立体画像の街並みは、
蜃気楼のように、屋上の中心に浮かんでいる。)
「はいはい。」
(聖は、しぶしぶ街並みの前に立った。)
(立体画像は、いくつかの交差する
緑の光の線で、区切られていた。)
(区切られた場所が、すでに結界を張り終えている
箇所だ。)
「・・晃君。
そんなに見られていると、やりづらい。」
(晃は、ホログラムを挟んで。 対面で、
聖の顔を直視していた。)
「今夜は、帰らせろ。」
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