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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter16 『触れてはいけないもの』 16-8


時々、無茶をし過ぎる。」

(晃は、街に背を向け。 フェンスに寄りかかる。)

「お前と似て、意志を曲げない・・。」

「あいつは、特定の誰かじゃなく、皆を守ろうとするだろう。」

「そこは、お前と違うかもしれないが。」

(聖は、金色の瞳で、瞬きした。)

「そうかな?」

「お前は、メンバーよりも。 市民よりも。

大事なのは、夏樹と千波だ。」

「違うか?」

(至近距離で、晃に、冷たい視線を向けられ。
聖は、多少動揺した。)

「くっ・・、そうかい?」

(苦笑し、目をそらす。)

「そうだな・・。」

「僕と違って、夏っちゃんには、

まだ、そんな誰かは、現れていないみたいだ。」

「もし、そんな誰かと出会えたら。



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