HOMENovel

Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter17 『面影』 17-6


(剛の声に、三笠は、紅茶をこぼしそうだった。)

「ひっ・・。」

「わっはっはっ!」

「まぁ、当然の反応だぜ。」

「街へ行って、話をつけるのが。

まず大変だ。」

「・・ええ。」

(誠司は、この街が。 能力者や。 能力者に関わる人たちが、
受け入れられる場所であってほしいと願った。)

「僕は、この街で自由に活動してほしいと

考えています。」

(誠司の言葉に、三笠が自分を取り戻し。 反論した。)

「じっ、自由にですとっ!」

「市長・・。 それは・・、あまりに

恐ろしい考えですぞっ・・。」

(三笠の反応に、艶は、表情をこわばらせた。)

「・・おぬし。」

(三笠は、艶など。 構わず続けた。)



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ