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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter19 『甘い誘惑』 19-6


少し肩がこり、外の空気が。
心地良い。)

「夏樹様に甘えてばかりで・・。

私は執事らしい事を、していないような気がします・・。」

「しかし・・、静乃さんに勧められては。

食べてみたいですね。」

(菖蒲は、申し訳なく思いながら、甘い誘惑に勝てなかった。)

「さて。

どちらのお店でしょうか?」

(菖蒲は、笑顔で。 小町通りメイン通りへ向かい
歩き出した。)

***

「ニャァ」

(小町通りメイン通り、商店街の街並みを。
黒い子ネコが歩き出す。)

(夕方になり。 人通りの多い、道は、
行き交う足音であふれている。)

ザワザワザワッ

(黒い子ネコは。
足早に通り過ぎる、ハイヒールや。 大きな革靴に
踏まれそうになりながら。
小さな黒い足で歩みを進めた。)



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