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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter24 『選択』 24-2
『誰か・・いるみたい・・。』
(紫苑は、夏樹の後ろに隠れ。
黒煙の向こうに注意を向けた。)
「・・聖。」
(夏樹は、紺色の瞳で瞬き。 呟いた。)
「え?」
(紫苑は、夏樹の顔を見上げる。)
(夏樹の顔からは、緊張が解けていない。)
シュウッ・・
(先程“闇”のいた場所には、代わりに一人の女性が、横たわっていた。)
『・・どうなってるの・・?』
(紫苑は、目の前で起こったことを、
理解出来ていなかった。)
『さっきの・・黒い動物は・・どこに
行ったの・・?』
(目を凝らすと。)
(横たわる人物の先に、黒煙の向こうに
人影がある。)
コオッ・・
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