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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter24 『選択』 24-5
(流れる様に美しい、前髪が。 異空間に吹く風に、
銀色に光る。
微笑むその瞳は、美しい黄金色だった。)
『・・なんて綺麗な人・・。』
(紫苑は、その瞳に。
胸騒ぎし。
緊張した。)
「・・・っ!」
(金色の瞳は、ゆっくりと視線を移し。 瓦礫の上に。
夏樹の姿を捉えると。 流れる銀髪の奥で、見つめ。
嬉しそうに笑った。)
「ああ、・・随分と。」
「・・派手に。
やってくれたね。」
「夏っちゃん。」
(金色の瞳は、強い光を放ち煌めいた。)
パリンッ
(白い皮靴が、異空間の瓦礫を踏みしめ。
砕いた。)
「静乃君が、見失ったって言うから。
心配したんだ。」
(次第に近づく度。 辺りに強い、光を発する。
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