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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter24 『選択』 24-6


眩しい聖の姿に。
紫苑は、目をつぶった。)

「・・・。」

(夏樹は、聖の言葉に応えず。
どう言うべきか。 考えを巡らせ。 聖の出方を待った。)

パリンッ

(一歩踏み出す度。
足元から、辺りを威圧するエネルギーが
溢れ出す。)

(真っ白いスーツを揺らし。
聖は、何と言う事無しに、周囲を見た。)

「ああ・・。

創ったばかりなのに。

こんなに壊しちゃって・・。」

(面白そうに、揺れる金色の瞳は、
掴みどころが無く。)

(長年側にいる夏樹でさえ、
こんな時の聖が。 何を考えているのか、
掴めなかった。)

『・・どうする・・?』

『彼女のことを・・

何と言えば・・。』



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