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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter24 『選択』 24-8


「・・助けを呼ぼうとは。

思わなかったの?」

(夏樹を心配し、見つめる。
金色の瞳は、いつもの笑顔に戻っているようだ。)

「ああ・・。」

「えっと・・。」

『確かに、そうだ・・。』

『何で思いつかなかったんだろう。』

「・・夢中だったから。」

「ごめん。」

(指摘されて、初めて気づいた
夏樹の表情に。 聖は笑った。)

「あははっ!」

「そうだろうね。」

「彼女が一緒だったから。」

(夏樹は、聖の言葉に。
緊張した。)

「・・。」

(聖は、夏樹の表情が変わったことを、確認し。
面白そうに、様子を見つめた。)



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