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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter25 『芝居』 25-11


「はい。

すみません。」

(菖蒲は、礼儀正しく謝った。)

「・・何が、

起きたんだ・・。」

(夏樹は脱力し。
何が起こったのか、分からなかった。)

(ただ、自分が想像したのと。
違う方向へ、事が動き始めている気がした。)

『彼女は、大丈夫だ。』

『だけど、

どうするつもりだ?』

(うつむく夏樹を、菖蒲が支え、
空間の入口に停車している、
白いリムジンに、移動した。)

ヒュオッ・・

(晃と時雨、橘は、すぐにその場を後にした。)

(側で、聖が紫苑を抱き上げ。
夏樹と菖蒲と一緒に、リムジンに乗り込んだ。)

「さて。 取りあえず、

リムジンの中で、話そうか。」



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