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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter26 『予感』 26-10
「でも、わたしだけ楽しいのはいや。 夏樹はその頃、大変だったから。」
「だから、今度は、交替ねv
夏樹に、楽しく過ごしてもらいたいんだv」
「今いち、そこのところが、夏樹はわかって無いみたい。」
(千波は、夏樹のティーシャツを折りたたんだ。)
「楽しまないなんて、損よねv」
「それにv わたしは、今のままで良いのv
聖の側に居たいから。」
(千波は、メイにウインクし。 今度は、聖の洗濯物を手に取った。)
「ふふっ、千波様。 聖様の事が大好きですね。」
「メイも、大好きです!」
(千波は、聖の真っ白なストールを手に取った。)
「わたしもよv」
「聖って、いつも一つの事だけを考えてる。」
(滑らかな手触りを感じ、丁寧に折りたたむ。)
「きっと、FOTのことに夢中なの。」
「子供ねv」
(千波は、幸せそうに微笑んだ。)
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