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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter26 『予感』 26-12


(千波は、急にソファーから立ち上がった。)

「えっ! 千波様っ?」

(メイは、何が起きたか分からず。
ソファーに座ったまま。 千波の顔を見上げた。)

「お洗濯物。 片づけてる場合じゃないわっv」

(千波は、何かにワクワクしていた。)

(茫然としているメイに、振り向き。 笑顔で、
洗濯物を、カゴの中に放りだした。)

バササッ

「ああっ? 千波様っ?」

(メイも慌てて立ち上がる。 ピンク色のフリルが揺れた。)

「メイちゃん、夏樹の身の回りのもの。

適当に、詰めてくれる?」

(千波は、メイに振り返り、
もうリビングから、夏樹の部屋を目指し、二階へ続く階段へ、走り出した。)

「えっ・・? 千波様っ?///」

ピルルルッ

(リビングに置かれた、アンティークの古い電話機が
鳴り。 メイは驚いた。)

「きゃっ。」



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