HOMENovel

Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter26 『予感』 26-4


「ふふふっ。」

「聖には内緒v」

(千波は、左手の人差し指で、しーっと
内緒のポーズを取った。)

「千波様っ!」

「夏樹にもねv」

「よっと。

さぁv お洗濯もの、片づけちゃいましょv」

(千波は洗濯カゴを持ちあげた。)

「千波様っ!」

バッ

(メイは、洗濯カゴを千波から奪い、
千波の行く手を遮り。 目の前に立った。)

「ん?」

(千波の明るい茶色の瞳を、メイは見つめた。)

「千波様は、FOTの

皆さまの様な、お力をお持ちでない代わりに。

夏樹様の心と、繋がっていらっしゃるのだと・・。

聖様が教えてくださいました。」



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ