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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter30 『交換条件』 30-21


「くすくすっ。 すみません。」

「僕に、叶えられる事であれば。

伺います。」

(誠司は、笑顔になりそうなのをこらえ、真剣な表情を浮かべた。)

(聖は、金色の瞳を揺らめかせ、微笑んだ。)

「君のお嬢さん。

二人分の。 二つの大切な思い出を救う代わりに。」

「僕の。 二つの願い事を叶えてくれないか?」







『交換条件』
Chapter30 End

Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ



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