HOMENovel
Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter31 『交渉』 31-15
(聖が気づき、橘に振り向いた。)
「彼はね、橘。
自分の力の大きさに
気づいていない様だね。」
「彼が力を使えば、
僕達は、たちまち。 機密組織でなんて
居られなくなる。」
「橘。 菖蒲君は、謙虚だが。」
「僕が、最も大切な。
夏っちゃんを、あずけている事に。
自信を持っても良いと思うよ。」
(橘は、聖の言葉に。
深々とお辞儀した。)
「これは・・もったいないお言葉でございます。 聖様・・。
私からも。 菖蒲さんに、お伝え致します。」
「くすくすっ。
さぁ、これで話は済んだ。」
「誠司君。
『 次ページへ 』 『 前ページへ 』