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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter32 『柔軟』 32-14


「ここは、二階建てで、一階二階ごとに造りが、分かれているから。

二世帯の様に暮らす事も出来るわよ。」

「もし良ければ。 菖蒲さんも、夏樹さんと一緒にお隣に住んでも大丈夫よ。」

「そうして、私たちの執事さんにもなってくださったら

嬉しいのにね。」

(桜は菖蒲にウインクした。)

(菖蒲は、驚いた。)

「・・えっ!?///」

「いいえっ、滅相もございません。」

「私などはっ、とてもっ・・!」

(菖蒲が本気で断ろうとしているので、
夏樹が助言した。)

「・・冗談に決まってるだろう。」

(菖蒲は、ぶんぶん振っていた
白手袋の両手を止めた。)

「はっ・・、左様でございますか。///」

(桜は夏樹の方へ手を伸ばし。
上がる様に促した。)

「ふふっ。

まずは。 さぁ、上がって。」



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