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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter33 『紺色の瞳』 33-10
「ここだけで十分だよ・・。」
(夏樹は、部屋の中に入ると。 小さなトランクを入口に置き。)
(部屋の中を見渡した。)
(扉を入って左側の壁側に、備え付けのソファーが置かれており。
右側に、可動式の書棚。 そして、机と椅子が
窓側に置かれていた。)
(扉の正面奥。 向かい側は広い窓で。 ベランダに続いている様だ。)
(可動式の書棚が、ベッドのあるスペースと、こちら側。
机とソファーのあるスペースを区切っていた。)
「んんっ。」
(夏樹は、部屋の真ん中で、大きく伸びをすると。)
(左腕を庇いながら、ソファーに腰掛けた。)
「はぁ〜・・、疲れた。」
『急過ぎて、感動に浸る暇もなかったけど・・。』
「ふぅ・・。」
(夏樹は、背中から。 ソファーに沈み込んだ。)
***
「うん。
そうなの! 結局、クロは見失っちゃったんだけどね。」
「その後、新しく、アパートに越して来た男の子と会って。」
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