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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter33 『紺色の瞳』 33-12


[「残念。 カッコいい人じゃないのね。」]

「そ・・、そういうわけじゃぁ・・。///」

[「それより!」]

[「わたしの好みはいいのよ! もう理想的な人に出会ったんだから。」]

「え。///」

[「あの、執事さんよっ。

名前を聞いておけば良かったわ!」]

[「背が高くてっ。 めちゃくちゃかっこ良かった〜。///」]

『あっ・・。 菖蒲さんのこと・・。』

『うう〜ん・・。 夏樹くんの執事さんなんだけど・・。』

『夏樹くんに聞いてみないと・・、もしかしたら、

話しちゃだめなのかもしれないし・・。///』

[「連絡先を聞いておくんだったわ。 せめてハンカチを返したいから。」]

[「ああ〜っ、ショック〜!;」]

[「また、会えるかしらね?」]

「うん。 きっと会えるよ。 佐織ちゃん。」

(紫苑は、携帯を片手に微笑んだ。)

[「そうよね。 いいわっ! めげないからっ!」]



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