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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter35 『遮るもの』 35-4


「外のせかいは、きけんがい〜っぱいなんだっ!」

「うっ・・、うん。」

(蒲公英は、不安げに頷いた。)

「オレたちの、プロジェクトにかかわったらなっ。」

「こ〜んなっ、足がい〜っぱいの。

ぐちゃぐちゃした虫とか・・っ。」

(数馬が、小さな両手の指先をぐちゃぐちゃっと動かして見せた。)

「きゃっ。///」

(蒲公英は、小さな両手で、顔を覆った。)

「こ〜んなっ、まっ黒くて

でっかいおばけが出るんだぞっ!」

(数馬は、両手を大きく広げて、怖そうな顔をして見せた。)

「ううっ。 たんぽぽっ、いやだ〜っ。;」

(蒲公英は、泣き出しそうな顔をした。)

「いいか。 たんぽぽ!」

「もしそいつらに会ったら。

すぐにオレにしらせろよっ。

オレ、すっげー強いから、やっつけてやる!」



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