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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter36 『はじまりの夜・ひとひら』 36-5


(外階段を下りる。 菖蒲の眼下に、風見市の夜景が。
鮮やかに映った。)

***

「う〜ん。」

「取りあえず、渡さないとな。」

(夏樹は、金のジュエリーボックスを開き、
中を見つめた。)

(そこには、小さなピンバッジが収められ。
赤い片羽根と共に。 Friendの文字が刻まれている。)

パタンッ

「ふぅ。 行ってみようか?」

(夏樹はソファーから立ちあがり、
二階の玄関から外へ出た。)

ガチャッ

サァッ・・

(涼しい夜風が、夏樹の白い頬を打ち。
深い紺色の髪を靡かせた。)

トッ

(玄関から出て、
すぐ右隣の棟に、続いている。

隣の玄関を見つめた。)



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