HOMENovel
Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter37 『時を生きる』 37-11
【・・困った人・・。】
「くっくっ。
僕に、諦めさせようとしても無駄さ。」
「この事を話すのは。 君だけと決めている。」
「晃君に、殺されたくないからね。」
(微笑む、聖の白いネクタイに。 FOT No.1と刻まれた、
金色のネクタイピンが光る。)
「君が。 唯の思い出だと言うのなら、
せめて僕に笑顔を見せてくれ。」
【(にこっ。)】
(粒樹は、微笑んだ。)
【わたしは、あなたの思い出・・。 あなたが望む時。 いつでもここに居るわ・・。】
【それでも・・、あなたと共に・・。】
【時を生きる事は、出来ないの・・。】
***
『時を生きる』
Chapter37 End
Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ
『 Chapter38へ 』 『 前ページへ 』