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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter39 『やってみる』 39-1
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「うう〜ん。 開けても良いのかな??」
「・・制服を、あずかったし・・。」
「朝ご飯は、ごちそうするって。 ママが言ってたし・・。」
(紫苑は、夏樹の部屋がある。
隣の棟のアパートの、二階の玄関扉の前で、先ほどから5分程、
立ち止まって考え込んでいた。)
チャリッ
(紫苑の手には、千波から預かった夏樹の真新しい制服と。
夏樹の部屋の合い鍵。 そして、千波からのかわいらしいメモ用紙が握られていた。)
“紫苑ちゃんへv
おはよう〜vv 昨日はありがとう!
今度、お詫びに何かごちそうするね♪v
紫苑ちゃんの制服と、夏樹の新しい制服を送りますv
PS
夏樹は、起こさないとぜ〜ったい起きないので、起こしてあげてくださいv
ピンポンで起きないと思うのv
千波よりv”
(紫苑は、幾度か千波のメモを読み返し、
明るい茶色の瞳で瞬きした。)
「どうしよう〜っ///」
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