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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter39 『やってみる』 39-4
(扉には、鍵がかかっていなかったので。
紫苑はそのまま、そっと。 部屋の中を開けてみた。)
「どうしようっ。///」
『ふっ、不法侵入みたい・・。///』
『千波ちゃんは良いって言ってるけど・・。
男の子の部屋だもんっ。 勝手に入って、良いのかな??///』
『でもっ。 起こさないと遅刻しちゃうしっ。///』
(紫苑は、葛藤でドキドキしながら。
しかし、ここまで来てしまったので。 思い切って、一歩踏み出した。)
トッ
「夏樹くん?」
(突きあたりの窓は、まだカーテンが引かれていた。)
(明るい朝の陽ざしの外を遮り。 照明の消えた室内は、ほのかな日差しで、
まだ少し暗かった。)
「わぁ・・。 わたしの部屋と同じ間取りだけど。
ちょっと違うみたいね?」
(紫苑は、初めて入るその部屋をちらっと眺めた。)
(窓際には、机と椅子があり。
左側の壁に、備え付けられたソファーの上や。 床の上にも数枚。
何かの印刷されたプリントが、散らばっていた。)
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