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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter41 『追跡者』 41-4


「えっ?

夏樹くん、でもっ。 早く行かないと遅刻・・。」

コオッ

ブブンッ

(驚き、振り向いた紫苑の視線の先で、
突然、音を立てながら。 真っ白な大きなリムジンが、
いつの間にか、どこからともなく現れ。 夏樹の前に止まった。)

キキッ

「!」

「わぁ〜っ、昨日のリムジンっ。///」

『もしかして、菖蒲さん・・?』

「きゃぁっ。 紫苑おねえちゃんっ、見てっ!」

(蒲公英もはしゃいだ。)

「うん。」

(紫苑は、明るい茶色の瞳を大きく見開き。
突然目の前に現れた、不思議な現象に驚いた。)

ガチャッ

トッ

(白いリムジンの運転席から、夏樹の前に。 背の高い人物が降り立った。)



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