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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter43 『白い色彩』 43-12
空で。 何も中身は見えなかった。)
(しかし、それが何なのか、聖には感じられた。)
「説明に使おうと思って、持って来たの。」
「それは、何だね?」
(首相は、怪訝な顔で。 聖に寄りそう彩の方を見た。)
(黒い室内の中で、二人だけが、今や白い色彩に包まれていた。)
(ただ、それだけでなく。 何かが、二人を先ほどより明るく。 窓の光を映したように、
明るく包み込んだような気がした。)
「まるで、窓を開けたみたいね?」
(彩は、聖にこっそりつぶやき。 不思議がる面々の前に、ガラスのシャーレを掲げた。)
「夏樹君の、風よ。」
『白い色彩』
Chapter43 End
Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ
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