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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter44 『相容れぬもの』 44-10
「石垣・・。
出来ない事を、言うべきじゃない。」
(聖が口を開いたので。 重役達は、息をひそめた。 聖の、流れる様な銀髪が、
背中を起こした聖の肩に。 サラサラと流れた。)
「権限があっても、能力者が怖くて。
それが出来ないから、僕に預けているんだろう?」
「誰が許すとも。
僕が、夏樹を連れ出す事を、許したりはしない。」
(鋭い金色の瞳の視線に、首相は、僅かに怯み。 光の無い瞳を歪めた。)
「責任を持って預かるという契約の中に、研究の為なら、
時々手放しても良いなんて、書かれていなかったと思うよ。」
(金色の瞳が揺れ、聖は笑った。)
「彩。
お前も同意見か?」
(首相は、冷たい視線を彩に向けた。)
「ええ。 そうね。
まだ、夏樹君の持つ力が何なのか。 は、分かっていないのだから。
下手に手を出すべきではない。というのが、私の見解よ。」
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