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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter45 『空席』 45-9
「ねぇ、どんな人?
静乃先生? 男の子でしょう?」
(興味を持った女生徒が、一番前の席から、静乃に耳打ちした。)
「カッコいい?」
(女子の反応に、男子が落胆した。)
「つまんね〜っ。 野郎かよ〜・・。」
「俺の希望がっ。」
(前の席の男子の反応に、駆が釘を刺した。)
「おい、学年1のアイドル、紫苑ちゃんと。
学年1の癒し系、チイちゃんがクラスに居るにも関わらず、それ以上望んじゃ〜
他のクラスのやつが気の毒だぜ。」
「ん、確かにな!
それに、学年1の美女、佐織さんがいるしなぁ〜。」
(前の席から、駆に向かって賛同した声に、
最後部席から、駆が訂正した。)
「おお、学年1凶暴でもあるしな。」
バコッ
(駆の隣に座っている佐織が、ノートではなく、辞書を選んで
駆の頭に一撃を与えた。)
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