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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter46 『見えない敵』 46-8


夏樹の方に向かい走り出した。)

ググンッ

(別空間が引き寄せられる。)

「はっ・・!」

「そうだ、私は・・何を・・。」

「そんな心配は、ありませんでしたね。」

(思わず、走り出してから、菖蒲は気付いた。)

『別空間の結界の中に、一般人や、FOT以外の能力者の方が、入る事は出来ない・・。

そう、夏樹様に話したばかりでした。』

『紫苑様に起こったことは、特別な事で・・。』

『つまり、子ネコが、巻き込まれることなど、

ありはしないのですから。』

[「1・・。」]

ピーンッ

[「・・空間移動完了。」]

(菖蒲は、ほっとし。 その場に立ち止まった。)

ゴオオッ

「え・・?」



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