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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter47 『横顔』 47-5
(布団から抜け出した、白の上下真っ白な服に付いた、小さな銀の装飾が。
窓から差し込む光に、きらきらと光った。)
カタッ キイッ・・
(屋敷の部屋を出て行く、長く伸びた白いズボンの左の足、腿の辺りに、
FOT No.4と描かれていた。)
***
ババッ
(再び力を宿した闇は、背中から、大きな
黒い翼を生やしていた。)
「!」
(先程までの闇に無かったそれは、
明らかに。 先程の魔法陣が、闇に与えた力の様に。
夏樹には感じられた。)
『闇が、後から形を変えたことは、
今まで無かった。』
「こんな能力があるのか?」
「誰かが与えた、力だろうか?」
ブブブブブブッ
(昆虫の様な、四枚羽根は、
力強く小刻みに羽ばたき。 闇を、夏樹の居る上空へ舞い上がらせた。)
「・・っ!」
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