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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter50 『ランチタイム』 50-10


(すぐそばに現れた夏樹を見て、蒲公英は驚いた。)

「なっちゃんって、夏樹お兄ちゃんのこと〜? 数馬くん、お兄ちゃんとも

おともだちなんだねっ!」

「えっ?」

「なんで、たんぽぽが夏っちゃんのこと知ってんだよっ・・。」

(驚く数馬に、蒲公英が微笑んだ。)

「お兄ちゃん、たんぽぽんちに、すんでるの〜っ。」

「・・うえっ!!///」

(数馬は、目を丸くした。)

「ほんとにっ!? 夏っちゃん〜っ?」

(数馬は、すごい勢いで、夏樹に振り向いた。)

「あ・・、ああ・・。

そうなんだ・・。」

「伝えるのが遅くなって、

ごめんな、数馬。」

「寂しくなると思うけど、僕も屋敷に時々、行くから。」

(数馬は、今度は、蒲公英に向き合っていた。)

「たんぽぽっ! 夏っちゃんと遊んで、ずっるいぞ〜っ!」



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