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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter50 『ランチタイム』 50-17


「かぁっこいい〜っ!

ヒーローみたいっ。」

(蒲公英は、胸をときめかせ。 遠くなる夏樹と、側の数馬を交互に見た。)

「まかせろ!」

「あっ・・、夏っちゃん、べんとうくってない・・。」

(ふと気付いた数馬に、蒲公英も何か気付いた。)

「あっ、数馬くん。 つぎ算数だよっ。

宿題やってきた?」

「はっ・・、やってない。」

「いそげっ、たんぽぽーっ!」

「ええ〜っ。」

パタタタタッ

キンコンカンコーンッ・・

(走っていく2人の足音が、チャイムの音と共に。 明るい廊下に響いた。)







『ランチタイム』
Chapter50 End

Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ



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