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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter50 『ランチタイム』 50-4
「・・、こい?」
「たんぽぽちゃんはっ、かずまくんのことが、
好きなのっ!」
「ええ〜っ!!///」
(怜が、あんまり大きな声を出したので、
智は、あわてて。 怜の口をおさえた。)
「し〜っ! レイ〜っ、声おおきいよっ。」
「し〜っ、ね・・、し〜っ・・。」
(2人は、小学生たちで溢れる廊下の真ん中で。
急に、小さく身を寄せ合って。 人差し指でし〜っの、ポーズを取りながら、
頬を赤らめた。)
「好きって・・こと?」
「好きってこと!」
「あれは、ひとめぼれってやつねっ。」
「しかも〜っ、はつこい! だよっ。」
「・・はつこい?」
(怜は、小さな頬を赤らめながら、興味津々で、智の顔を覗き込んだ。)
「はつこいって・・?」
「ママが言ってたっ・・。 甘いけど、苦くて・・、
うまくいかないことが多いんだって〜・・。 だから、おうえんしなくっちゃ!」
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