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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter51 『サプライズ』 51-12


「あっはっはっ!」

「面白いやつだな〜。」

(笑顔の駆を余所に、夏樹の隣の席に座る紫苑は、
夏樹の回答に。
なぜか、複雑な気分になっていた。)

(前の席の女子たちは、「彼女いないって。///」と笑顔で囁き合っていた。)

「はいはい。

皆〜、授業始めるわよ。」

(静乃が、教卓から、クラスを見渡した。)

「さて、今日は、第3章から、ページは・・。」

(生徒たちは、教科書を開き始めた。)

(夏樹も、教科書を開きながら。
ただ、胸の鼓動が治まるのを、静かに待っていた。)

『・・っ。

聖・・。』

(夏樹は、うつむき、教科書に顔を埋めた。)

(鼓動は治まりそうもなく、夏樹は嬉しさに赤らむ顔をうつむいて隠した。)

『あいつのサプライズは・・、

本当に、心臓に悪い。///』







『サプライズ』
Chapter51 End

Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ



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