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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter51 『サプライズ』 51-4


『何だか・・盛り上がってる・・。』

「はぁ・・。 気が重いな・・。」

(夏樹は、ため息をついた。)

(人と違う外見のことを、見られるのは好まないし、
仕事柄、というよりは。 夏樹自身が、大勢の人に注目されることが、
苦手だった。)

(関係者以外の前では、出来るだけ。
無心を通すと、夏樹は決めていた。)

「さぁ、入って。

夏樹くん。」

(静乃は、そんな夏樹のことを分かっていたが。
出来れば、変える事ができたらと。 願っていた。)

(担任教師としても、同じ組織のメンバーとしても。
静乃は、日常での夏樹の幸せも願っていた。)

トッ

(夏樹は、一呼吸ためらった後、
一歩教室のドアへ向かった。)

トッ

(教室の中へ、一歩踏み入れた途端。)

(それまで、誰が来るだろうかと、席から身を乗り出していた
女の子たち。
そして、女の子たちよりは、興味がないものの。 気になって教室前のドアを
見つめていた男子たち。 すべてのクラスメイトが、息を飲んだ。)



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