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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter58 『夢』 58-14
(部屋の中は、朝日に包まれ。 晴天の様だった。)
(夏樹は、ベッドの上で。
首にかけた黒い細い紐を手繰り寄せた。 その先には、
小さな銀の指輪が。 煌めいていた。)
チリッ
(白い指先で、優しく光る指輪に触れる。
指輪はまだほんのり熱く、熱を持っている様だ。)
(明るい窓から射し込む朝日に、きらきらと光る。)
「・・あの夢を。
覚えていたのは初めてだ。」
『夢』
Chapter58 End
Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ
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