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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter64 『小さな敵』 64-2


(はじけ飛んだ闇は、上空へ舞い。 高校、中学校舎と、小学校校舎を結ぶ。
3階の連絡通路に、激突し、落下した。)

(連絡通路の窓ガラスと、壁面の破片が、キラキラと。
数馬の頭上に降り注いだ。)

「よっし!」

「やった〜♪」

「これっ、この前つくったロボより強いんじゃないかーっ。」

「はっはっはっ!」

「行け〜っ、くまさん。」

ゴォォッ

(数馬の号令で、クマは次々と、パンチを繰り出し。
あっという間に、闇をノックダウンした。)

ズズーンッ・・

「おおーっ!

つえ〜っ!」

(しかし、同時に。 数馬の背後で、
小さな物音がした。)

ポサッ

「・・あれ?」

「わっ! ちびっ。」



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