HOMENovel

Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter65 『消える世界』 65-4


トッ

「わぁぁ〜! かわいい〜っ!///」

(二人の生徒が教室へ入った途端。
クラスは歓声に溢れた。)

「ふたりっ!

そっくりじゃんっ!」

「ふたごっ!?///」

「かわいー///」

「かっこいいっ!」

(柏木に導かれ、教卓の前に並んだ二人は。
とても良く似ていた。)

(大きな黒い瞳に、黒い髪。
可愛らしい顔立ちだったが、どこか大人びても見え、
自分たちと同じ制服に身を包んで居るのだが、整い落ち着いている様に見えた。)

「とうきょうとかさっ、とかいから来た子だよっ。

ぜったい!」

「ね、レイ。」

(隣の席で、どうやら男の子の方に見惚れてしまったらしい怜に、
智が小さく耳打ちした。)

「・・かなぁ、トモちゃん。///

あの子もかわい〜ね。」



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ