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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter66 『写真』 66-11


「良いのよv なんでもないのっv」

(千波は去り際、思い切って聞いてみた。)

「う〜ん。

夏樹♪ 写真撮らせてくれないよね?v」

(何のことかと思い、夏樹の目は点になった。)

「・・は?」

「・・嫌だなぁ。」

(千波は諦め、ため息をついて出て行った。)

「ふ〜v だと思ったv」

パタンッ

トットットッ

(夏樹は瞬きして、後ろ姿を見送った。)

「(もぐもぐっ、ごくん)オレの、写真とっても良いよー!」

「カッコよくね!(もぐもぐ)」

(数馬は頬張りながら。 廊下の向こうへ、声を張り上げた。)

***

トットットッ

「やっぱり、ダメかぁv 1枚もないなんて、思わなかったから。」



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