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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter66 『写真』 66-12
「紫苑ちゃんに、なんて言おう・・。」
「1枚くらい、あっても良いのに。」
『いつも、メンバーと居るから。』
『そんな機会もないものねv』
「気づいてあげれば良かったv」
(千波は廊下を戻りながら、人差し指を口元に当て。 考え込んでいた。)
「う〜ん、こうなったら、
写真じゃなくて、直に見れば良いんじゃない?v」
「・・・ダメかなぁ?v」
「ダメよね?v」
(千波は腕まくりして、再び。 夏樹の部屋へ向かおうと、2階の階段へ続く手すりに
手を掛けた。)
トッ
キイッ
(その時、ちょうど隣から聞こえた物音に。
千波は、はっとし。 正面玄関へ引き返し。 扉を開けた。)
ガチャッ
「あv
紫苑ちゃんv」
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