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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter66 『写真』 66-8


「ないからね〜っ!」

「ね〜v」

(数馬が、口いっぱいに頬張りながら。 千波と目を合わせ。 並んで
にんまりと目を細め、笑った。)

『??』

「・・別に、いいよ。」

(夏樹は苦笑した。)

「あとで、お茶入れてあげるからv」

「その前に。」

トッ

(そう言って、数馬に微笑んだあと、千波は
洗濯カゴに向かった。)

「しわになっちゃうでしょう?v」

(エプロンの端で、濡れた手を拭き。 千波が、カゴから衣類を1枚
拾おうとしたので。
夏樹は、腕まくりした手で、カゴから1枚拾った。)

「このくらい出来るから。 大丈夫。」

「そ〜う?v」

(一人暮らしになったことで、少しずつ家事をしようとしているらしい夏樹に、
千波は思わず微笑んだ。)



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