HOMENovel

Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter67 『紺色の絵具』 67-9


トンッ

(夏樹は、空になった洗濯カゴを抱え。
窓辺から、部屋に戻り。 ふと足を止めた。)

「そうだ。

2階の部屋の油絵のこと。 今度紫苑さんに、聞いてみよう。」

ガララッ

トットッ

(去った後の窓辺の白いカーテンを、僅かに開いたままにした窓から吹き込む風が、
静かに揺らし続けた。)







『紺色の絵具』
Chapter67 End

Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ



『 Chapter68へ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ