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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter69 『崩せないもの』 69-6
「ほんと?」
(紫苑は、嬉しくなった。)
「うん。 だから、まずはわたしたちで。 少しずつね。」
「それで、雨宮くんの好きなものとか、嫌いなものとか。
紫苑知ってる?」
「う、う〜ん・・///」
(紫苑は聞かれて戸惑った。)
「よ、良く分からない・・。
野菜が苦手なことくらいしか・・。」
「子供みたいね。」
(佐織の感想に、紫苑は付け加えた。)
「あっ、でも、甘い物も苦手みたい・・///」
「ああ、そう? ケーキだめ?」
(佐織は眉根を寄せた。)
「どうかな・・?」
(紫苑は、想像し。 なんだか楽しくなった。)
「・・でも、菖蒲さんも来たら・・。
ケーキ食べたいだろうし・・。」
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