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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter71 『惹きつける場所』 71-15
「だから、言ったんです。
ほどほどにしてくださいね。」
「子供じゃないんですから。」
『すぐ夢中になるんだから、この人は・・。』
（菖蒲は苦笑した。）
「・・うっ。 ごめん。
少し下ろしてくれ。」
（菖蒲は、頷き、運転席へ戻った。）
「間もなく、桜ヶ丘に出ます。」
「少し、休んで行きましょう。」
（それを聞いて、後部座席で、書類の山の間から。
白い手がそうしてくれと合図した。）
「くすっ。
かしこまりました。」
キキッ
コォォォォーッ
シュオッ・・
（リムジンは、淡い黄色の光と共に。
マーブル模様の気流を抜けだし。）
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