HOMENovel
Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter73 『夜のひと時』 73-2
「ちょっと疲れたくらいでも、
大げさに言われるんだよ。」
(夏樹が大したことが無い様に言うので。
奥から千波が。 温かなフルーツティーを入れながら。
顔を出した。)
「懲りないわねv
この子ったら、snow dropに帰れないかもしれなくて。
泣きそうなくらい、心配したんですってv」
(言いながら千波は、紫苑の分と二つ。
果物の浮かんだ新しい紅茶のカップを側に置いた。)
「! 菖蒲っ。
千波ちゃんに言っただろう・・?」
(夏樹はすぐに席を立ち、部屋の奥で、
食器を洗っている菖蒲の方へ。 怒って引き返して行った。)
「うふふっv」
(千波は笑い、紫苑を隣に招き。
2人は並んで腰かけた。)
「大丈夫v いつも通りで平気だから。」
(千波の笑顔に、紫苑は少し安心し頷いた。)
「うん。」
『 次ページへ 』 『 前ページへ 』