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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter73 『夜のひと時』 73-5
黄色い瞳で見つめた。)
「ああっ!
大変っ!/// ぴよちゃん〜っ///」
「だめ、だめ〜っ///」
ガララッ
(紫苑は急いで窓を閉め、勢い良く、部屋へ引き返した。)
カランッ カシャーンッ・・
(声に驚き、ひよこはますます素早く、パレットの上から、
小さな油壺を引き倒しながら、部屋を行き交い。
隅に片して置いた、紫苑の小さな、机の下に滑り込んで丸まった。)
「わぁぁぁっ///」
「もう〜・・;;」
(床は、小さなひよこの足形に、青く点々と足跡がつき。
滑り込んだ机の下まで、続いていた。)
「ピヨッ ピヨピヨッ
ピヨッ ピヨピヨッ」
(紫苑は、はっとして。
急いで、小さな机の下から。 黄色いひよこを拾い上げた。)
(規則正しいその鳴き声は、
着信音を表していた。)
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