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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter74 『満天』 74-6


「でも、無許可で出れば、

体調云々だけでなく、違法行為になってしまうから。」

「ほんとに。

こんな時、とても異和感を感じるわね。」

(菖蒲が頷いた。)

「はい。

お身体のことを心配してだと思うのですが。

それよりも、そんな時に、能力を上手くコントロール出来なのではないかと。

そちらを心配されている様な気がして、

どうにも素直にお受けできません。」

「能力者の方というのは、

自由が利かないものですね。」

(その言葉に、静乃は思わず、菖蒲の
襟元に留められた、小さな赤い羽根のピンバッジをピンクの爪の指先でつついた。)

「菖蒲くん。

自分もそうでしょう?」

(赤い羽根のピンバッジには、FOT No.0-3と刻まれている。)

「///いえっ。



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