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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter75 『風見通信』 75-17
(そう言いながら彩は笑っていた。)
「あれだけ素晴らしい力。 閉じ込めておくには
もったいないわ。」
「もう誰も、止める人は居ない。
上手くサポートしてあげなければ・・。」
「いいえ。 気を付けなければいけないのは、
私たちの方かしら?」
『味方で居てくれる内は安心よ。』
『聖君も。 夏樹君も。』
***
パササッ
(風見市オフィス街の、行き交う人々の間で。
灰色のスーツに身を包む男性が、新聞を開き。 驚き目を見開いた。)
「これは・・!
随分と。 FOTも開放的になったものですな・・。」
(欠片の収集が緩やかになり、暇を持て余していた榊は、
偶然開いた地方紙の。 1ページに目を疑った。)
「まるで、漂うエネルギーまで伝わる様です。 なるほど。」
「それとも、これは、闇をおびき寄せるための新たな罠ですか?」
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