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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter79 『太陽と月(太陽)』 79-10
(ソラは、自分に言い聞かせ。 ふむふむと幾度も
頷き。)
(居間を後にして、自室へのふすまを開けた。)
「ふぅ・・。 一旦落ち着こうぜ。」
「ろくな夢見ねえな・・。」
ポスッ
(再び、狭い一室で、ベッドに上向きに寝た。)
ゴウンッ・・
ゴウンッ・・
(ソラは、物音を聞かない様にしたが。 どう考えても、すり硝子の窓の奥に。
何かが居る気がした。)
バキッ・・
(その時だった。
天井を静かに見つめ、横になっているソラの頭上で。 ゆっくりと、
はじから天井が、はがれ始めた。)
バキバキッ
(嵐などの災害のせいではない。 水道管の破裂でもない。
巨大な黒い。 ドロドロと流動する生き物の手が、
家の外から屋根をはがしている。)
「・・なるほど。」
ピチャン・・
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