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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter81 『Ability to・・』 81-19
「むぅっ。 なんでこう、うちの男性陣は、こう。 仕事馬鹿ばっかりなの?v」
(菖蒲は、四角い黒縁眼鏡の奥の瞳を細めて笑った。)
「馬鹿ですか? たしかに・・///」
「ですが、闇を無くすまで。 がんばらなければなりませんから。」
(聞いて千波は、顔の前で、小さく手を叩いて拍手した。)
「えらいっ! 執事の鏡だねっv」
(千波の仕草が可愛らしく、菖蒲は根負けした。)
「すみません/// わかりました。 なるべく会いに行きますから・・;」
「よろしい♪v」
(千波が満足げに頷いたところで。 菖蒲は、ガラス張りの庭の向こうから、
夏樹がこちらに振り向いたのに気づいた。)
「?」
(夏樹は、外の方向を指さし、紫苑をその場に残し。 snow dropのゲートに向かい、
歩き出した。)
『あっ・・。』
「はっ、すみません。 千波様、あとをお任せして良いでしょうか?」
「私、ちょっと出て参ります。」
カタッ
(菖蒲は、布巾とカップを流し台に置くと。 玄関に向かい、振り返らずに
歩いて行った。)
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