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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter82 『《おみそしる》』 82-3


「ソラさまの思い描く、意識の世界がv こんなイメージだったのですねv」

「きっとv」

(それを聞いて、ミイは吹き出した。)

「ふふっ/// ソラ、しょぼいっ///」

「! しょぼいとか言うなよ・・っ;」

「へこむだろっ!」

(苛立ちながら、水色の髪を掻き上げた。)

「俺は、やる気をだそうとしてるんだけど。 お前、乗り気じゃないだろっ?」

(ソラにビシッと指摘され、ミイはドキッとしたが。
隣に座る、ピュアが、うるむ瞳で見つめてきたので。 あわてて、首を振って、
否定した。)

「/// うっ、ううんっ! やる気だもんっ。

わたしはっ///」

「・・・。 ウソつけ。 は〜ん。

さては、怖いな? そうだろ?」

「俺が、あの化け物と出会った話、し・た・か・らっ!」

(ソラは長い手をのばし、テーブルに手をつき、コロッケの皿の向こうの、
ミイの小さな肩を指先でつついた。)

『・・!///』

(とたんにミイは切れ。 皿の上の、千切りキャベツをひっくり返す勢いで、



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